取材先企業:ブティックス株式会社 
採用ページ:ブティックス株式会社 採用情報
事業:展示会事業、M&A仲介事業、人材採用支援事業
従業員数:連結:217人(2024年12月31日現在)(アルバイト・派遣社員は除く)
課題:スクリーニングの精度を保ちながらの母集団形成
採用ポジション:展示会法人営業、インサイドセールス、来場者プロモーション、セミナー企画運営、営業事務、WEBデザイナー、M&Aコンサルタント、人事担当 他
採用成果:展示会法人営業・運営ポジションなど年間6名の採用

「マッチングファースト」を理念に、BtoBマッチングサービスを展開。商談型展示会やM&A仲介、人材採用支援事業など多角的な手法で企業と企業の最適な出会いを創出している。2018年に東証マザーズ(現グロース市場)へ上場し、8期連続で増益を達成するなど、安定した成長を続ける。
採用面では、業界未経験者も活躍できる教育体制を整備し、中途採用、新卒採用とも複数事業において幅広い職種で積極的に採用を行っている。

事業にも採用にも貫く「マッチングファースト」の理念

弊社はBtoB向けの展示会事業、M&A仲介事業、新卒採用をメインとした人材採用支援事業など、幅広いビジネスを手掛けています。展示会に出展いただく企業から声が上がった事業継承の課題をM&A事業で解決するといった取り組みや、新卒採用事業における「3年後のミスマッチをなくす」という理念に基づく支援など、すべての事業に共通するのが企業理念でもある「マッチングファースト」の考え方です。

事業において「マッチングの満足度を最大化する」ことを重視しているのと同様に、私自身も採用活動においてマッチングファーストは大切にしている視点です。どれだけ人員を欲していてもミスマッチになってしまっては意味がないので、丁寧に選考を行い、現場が欲しい人材を見つけるようにしています。

実は前職で店舗運営の仕事をする中、自主的に人員配置転換のレポーティングや提案を行っていた経験があります。地域によってお店には特色があるのに、個性を最大化する人員配置がされていないことで歯がゆい思いをしていたんです。それが、採用でマッチングがどれだけ大事かを実感した原体験になっているのかもしれません。

人事担当者の八木様。展示会事業の中途採用を主導されている。

永遠の課題「母集団形成」|それでもスクリーニングの精度は保ちたい

マッチングファーストかつ少人数採用体制ということもあり、しっかりとスクリーニングをかけたいという意図から、弊社ではエージェント経由での採用に力を入れています。確かに採用媒体などと比較すると採用単価は上がりますが、それ以上に、「マッチする人を確実に採用できること」を優先した結果です。

弊社は複数事業を行っているため、募集職種に対応できるよう、M&A特化、IT特化、クリエイティブ特化などさまざまなエージェントと契約する必要があります。また、応募が集まりにくい職種にピンポイントで推薦してくれるエージェントもいるので、特に展示会事業など特殊なポジションで採用を行う弊社では、小規模でも特化型のエージェントは大切にしていきたいと考えています。

しかし、中途採用部隊は決して大きな組織ではなく、展示会事業の中途採用担当は2名体制。紹介してくれる可能性に賭けて開拓に取り組んでいくしかないとは思いつつも、少人数で多くのエージェントと契約を結ぶのは大変です。やはり母集団形成は永遠の課題ですね。コロナ禍で停滞していた採用活動が本格化し、事業の拡大に伴い必要な人員を入れていく必要がある中で、採用目標をクリアしていくには、一定の推薦数を担保してくれるエージェントが足りていない状況です。

難航しがちな展示会運営ポジションも、circusAGENTで採用成功

こういった課題がある中で、circusAGENTは社員のリファラルにより導入しました。直近では、昨年度6名の方を採用することができています。この数字は、一番推薦をくださるエージェントさんと同じくらいの数ですが、circusAGENTの場合、M&Aコンサルタントやインサイドセールス、展示会運営など複数の職種で採用が決定しており、他に類を見ない成果です。

特に採用が難しい展示会運営のポジションで採用ができたのはとても幸運でした。このポジションは特殊なため、人が集まらないときは長期間決まらないこともありますが、circusAGENTを通して幅広いエージェントに認知拡大できたことによって採用することができました。応募してくれたご本人も、自分の今までのキャリアを発揮できる場所を探されていてたようで、その方の経験と展示会事業の求人とが、エージェントの仲介のおかげでうまくマッチすることができたいい事例となりました。

「事業がわかりにくいポジション」の採用を成功させるための広報戦略

展示会事業の採用を担当していて難しいと感じるのは、「事業のわかりにくさ」です。参加した経験がないと展示会がどんなものか想像しづらい中、いかにエージェントに事業イメージを浸透させていくかが母集団形成のカギとなります。

事業理解を深めてもらうため、事業部長に登壇してもらっての事業紹介動画の作成、社員インタビューページの公開、直接契約のエージェントには繰り返し打合せを行うなど、根気強く事業を伝えていきました。

事業説明が複雑なポジションでは、求人の広報も困難です。たとえば展示会事業の営業ポジションでは、「業界経験者」の母数が圧倒的に少ないため、ペルソナをより広く定義し、広報を続けていきました。

事業部との連携がアトラクトを強化|フィードバックシートで口説ける選考へ

最近では、会社として一層採用に注力していこうということで、採用組織は役員直下となり事業部と連携しやすい体制になりました。事業部も「いい人がほしい」という思いは同じなので、選考にとても協力的ですし、元々コミュニケーションや意思決定のスピード感は早い会社なので、選考も連携してスムーズに行えています。

事業部との連携にあたり役に立ったのが、フィードバックシートの作成です。選考は場合により人事、事業部で分担して実施しますが、オファーの時にまとまった資料がほしかったので、ひとつのシートに情報を取りまとめることにしました。フィードバックシートの準備を行っておくことで、合格理由を伝える際に面接の際の現場の所感を詳細に伝えることができるため、アトラクトが効果的に行えるんです。

エージェントに情報が伝わるフォーマットが充実

circusAGENTでは、これらの自社で行っている取り組みを、エージェントへ最大限伝えられる仕組みが充実していると感じます。作成した事業説明動画や社員インタビューも、circusAGENT上にURLを掲載し、登録しているエージェントに見てもらっています。

なかでも感じるのが、エージェントに伝えたい情報を掲載できるフォーマットが充実しているということ。求人票に様々な項目がある中で、エージェントにだけ伝えたい情報を伝えることもできます。求人票に情報は多ければ多い方がいいという考えで、自社の押し出したいポイントは常に言語化しているので、書きたいことを書ける場があるって素晴らしいなと感じています。

エージェント向け求人ページの例

採用のPDCAを高速化させる仕組みが社風にフィット

もうひとつは、スピード感を持って選考が進められるということです。これにより、エージェントとの直接契約ではできない、突発的な戦略を行うことができます。例えば急ぎの求人のタイトルに【急募】とつけたりだとか、1求人だけ一時的にFeeを上げるということも、個社間で契約している場合はそれぞれ契約しなおすことになるため実現が難しいですが、circusAGENTであれば可能です。

また、採用のPDCAサイクルを高速化できる点も魅力です。例えば新しい職種の求人をオープンする場合、選考の過程で、面接担当者からのフィードバックをもとに採用要件の解像度が上がっていくことがありますが、circusAGENTはタイムリーに求人を更新できるため、その都度反映していくことができます。このように自分で編集してすぐ改善できる点は、とても助かっています。

エージェントとのコミュニケーションはチャットでタイムリーに行うことができます。メールよりスピード感があり、電話と違ってテキストで履歴が残るのがチャットの魅力。チャットでエージェントからいただいた情報は人事・事業部間で共有したり、オファー面談の参考にしたりして、弊社で活用しているフィードバックシートとうまく連携できています。

このように、高速で採用活動のPDCAを回せるcircusAGENTの仕組みは、スピード感を重視する弊社の社風に非常に合っていると感じますね。

マッチング精度の高さと拡散力を両立するcircusAGENT

「採用は進めたいけれどエージェント開拓の時間が取れない」という採用担当者には、circusAGENTは一度使ってみてほしいプラットフォームです。

circusAGENTの一番の魅力って、求人を広く拡散できることだと思うんです。circusAGENT一社と契約を結ぶだけで、プラットフォームの先にいる無数のエージェントが守られたセキュリティ下で求人を拡散してくれる。マッチングの精度が高いエージェント採用でありながら、媒体の手軽さと拡散力が組み合わさったような仕組みだと感じています。

今後もcircusAGENTを活用して、活躍する人を採用することで事業が発展していくような、「HRの視点から組織と事業の拡大に貢献する」採用活動を実践していきます。

最近では新卒特化型の人材紹介会社も増えてきているとのことで、新卒担当者とも共有してますます活用していきたいですね。

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