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月10名の決定から未来の30名体制へ — circusAGENTで飛躍する株式会社オンライズの成長戦略

オンライズ社TOP
取材先企業
株式会社オンライズ
社員規模
15人
事業内容
キャリア関連事業(人材紹介、コーチング、ITフリーランス支援、生成AI研修 など)
課題
求人件数

「可能性を広げ続ける」を理念に掲げる株式会社オンライズ。高卒から様々な業界を経て29歳で起業した代表取締役SEOの石渡一輝氏が率いる同社は、若手特化の転職支援とキャリアコーチングで急成長中。circusAGENTの導入で求人数を拡充し、現在2.5億円の売上から5億円への飛躍を目指している会社です。

今回は代表の石渡氏に、会社の理念から現在までの成長と関係するcircusAGNENTの役割、そして今後のビジョンまでを詳しく伺いました。

株式会社オンライズのcircusAGENT活用ポイント
circusAGENTのUI・操作性と豊富な求人情報で提案の幅が劇的に向上
シェア求人と直求人の両方から売上を確保し、自社採用にも活用
全員未経験から採用する同社ならではの徹底的な「向き合う」文化とマッチング
1期目1億→2期目2.5億→3期目5億円という急成長に貢献

株式会社オンライズとは—「可能性を広げ続ける」理念の原点

御社の社名の由来と企業理念について教えていただけますか?

オンライズという社名は、二つの意味を込めています。一つは『スイッチをオンにする』オン、もう一つは『恩返し』という意味のオンと、『上がっていく』という意味のライズを組み合わせました。

自分と周りの人たちにスイッチを入れながら、人は一人で生きていけないので周りの人を大切にし、恩という概念を大切にしながら人生を昇華させていきましょうという思いを込めています。

私自身、高卒で偏差値42の高校から、医療事務、ケーブルテレビ営業を経て人材業界へと転身し、29歳で起業しました。年収も医療事務時代は6年やっても240万円。でもDMMグループに入った後は3年で600万円まで上がり、その後起業しました。

多くの人が自分の人生に負い目や引け目を持って生きています。でも、「あなたはそこで終わりじゃない、可能性は無限大にある」ということを伝えたいんです。

現在どのような事業を展開されているのでしょうか?

現在4つの事業を展開していますが、主軸となるのは若手特化の転職支援事業とキャリアコーチング事業です。

転職は短期的なサポート、キャリアコーチングは中長期のサポートと捉えています。転職はいざ戦いに行かなければいけない人たちの支援。一方、キャリアコーチングは自己分析から始まり、チャットGPTやマネジメントの研修も含めて将来に向けた武器を身につける期間です。

フィー(成果報酬)が40万円と100万円の会社があれば、エージェントとしては100万円の会社を勧めたくなる。でも本人と話し合った結果、40万円の会社が絶対にいいということであれば、そちらに行ってもらう。この一貫性を通せるのは、社員全員がコーチング要素を取り入れた研修を受けているからです。

入社後の早期退職率は5%前後。これは業界でも低い水準だと思います。

circusAGENT導入の決断—成長に合わせたタイミング

circusAGENTを最初に知った時の印象はいかがでしたか?

最初にcircusAGENTを知ったのはDMMグループにいた頃です。デモ画面を見た時点でUIがいいなというのが第一印象でした。

当時は求人数がそれほど多くもなくて、月額利用料を考えると少し高いなという印象もありました。ただ、操作性や見え方、サイトの使いやすさは素晴らしいと感じていました。

実は求人データベースはこれまでいろいろ使ってきていて、Zキャリアやクラウドエージェント、ネオキャリアのBeeなどで経験があります。その中で候補者の登録や通知がわかりやすく、操作性のしやすさが一番良かったです。例えば、circusAGENTは候補者ごとに通知が来るので進捗管理がしやすく、キャリアアドバイザーの業務に寄り添って設計されている点が使いやすいと感じました。

あとシェアリングをいずれやろうという点で視野に入れてもいました。

実際に導入を決めたきっかけは何だったのでしょう?

もともと、いずれは求人データベースを導入しようと思っていました。ただ、最初は自社の求人が結構あって、そこで決まることが多く、立ち上げ当初は必要性をそれほど感じませんでした。

circusAGENTの担当者との関係は保ちながらも、約1年間は導入を見送っていました。

転機となったのは会社の成長です。会社が大きくなってきて、メンバーは4~5名、月間100面談、月10名前後の決定という状況でした。うちの直求人は60社前後だったので、そうなると自社の直求人だけではまかないきれなくなってきました。それで提案先を増やすために契約することにしました。

もともと特化していた領域の中で、もう少し提案の幅を増やしたいという思いもありました。

導入後の具体的効果—多角的な活用術

導入後にどのような成果が出ていますか?

circusAGENTの導入により、それまで弱かった領域をカバーできるようになりました。

うちはどちらかというと技術職寄が強かった。一方で販売営業、事務系は弱かったです。あとはノンデスク業界系のタクシーや物流関係といった領域も弱かったです。もともと若手特化であったところ、幅を増やす形になりました。

あと求人作成で助かっています。たとえばシェアリング求人でほかの会社が出しているものがあれば、それはお見本として使えます。各社いろんな書き方・見せ方をしているので、候補者に伝えやすいというメリットも。このフレーズいいな、この伝え方確かにこの側面あるなというのはどんどん取り入れています。

意外な活用法として自社採用にも使われているとか?

自社の採用としても大いに活用しています。circusAGENTのRAの方と商談して、うちの自社採用の求人を出しています。今年の2月からまた採用を始めたのですが、(取材時2月時点で)10名以上面接している状況です。来週も7人くらい面接が入っていますが、そのうちcircusAGENT経由は全体の7割を占めるほどです。

人材事業としての利用で月額料金は払っていますが、そのメインの用途とは別に、お金をかけずに同じサービス上で採用母集団形成ができるのがありがたい。転職エージェントが採用媒体として活用しているような形で使ってます。

未経験メンバーの即戦力化—人材育成とcircusAGENT

全員未経験採用とのことですが、教育方針について教えてください

未経験採用にしているのには理由があって、変な先入観なく学んでくれるというのが大きいです。未経験でもしっかりとキャリアアドバイザーとして一人前になれるよう研修を組んでいるのと、サポートの体制を整えているので安心して任せていっています。

ただし、研修してそれで終わりではありません。キャリアアドバイザーは全員、プロである自覚を持たなければいけません。言葉一つで相手の人生がどうにかなっちゃうかもしれない。キャリアドバイザーという肩書きはおこがましいとさえ思っています。なにしろ初めてZOOMで会った人に『何、初対面のこいつに何故、助言されなきゃいけないの?』って思われかねない。

実際は求職者は困っているから話を聞きに来てくれていますが、人生にかかわる仕事をするわけなので自分が成長しなきゃいけないし、プロにならなきゃいけない。そうやってプロであり続けるために、覚悟がどれだけあるかということだけが大事なんです。社員にはそう伝えています。

circusAGENTの活用にあたり、どのようなルールを設けていますか?

circusAGENTについて求人の探し方や操作方法は教えますが、UIが直感的でわかりやすいのですぐ使いこなせるんです。なので特にオンボーディングはしていなくて、『とにかく使って調べる』というやり方です。

ただその背景では統一ルールもあり、候補者さんの人物面とスキル感で全部スコアリングしています。例えば○○の人はこの求人いける、○×の人はこの求人、逆に△○の人はこの求人みたいに職種ごと、条件ごとに分けたスコアリングルールを作成し、メンバーが迷わないようにしています。

キャリアアドバイザーはやることがとにかく多いです。なので条件をこちらで絞ってあげて、そこで成果が出るようになったら、自分の好きにできるようなスタイルです。

求人のグルーピング機能はメンバーがよく使っていて、自分の名前を付けたりしてそれぞれ自由に作っています。

今後の展望—30名体制・売上5億円への道筋

今後の事業展開と目標についてお聞かせください

4月からまた新しい期ですが、この4月は転職事業を徹底的に伸ばすと決めています。

転職事業だけでまず4億、コーチング事業で1億ぐらいで、合計5億を目指しています。今までは受注ベースで2.5億から3億ぐらいなので、大きな飛躍です。

メンバーは今14人、4月に15人になりますが、来年3月時点では30人くらいまで倍増させる予定です。

1期目で1億くらい、本期が2.5億から3億くらいなので、次の3期目で5億狙いに行きたいという感じです。5億といえばよく業界でも言われる壁ですが、絶対に突破したいですね。

どのような企業にcircusAGENTをおすすめしますか?

立ち上げ初期で求人数が少ない企業や、求人管理の業務が煩雑すぎてよくわからないという人におすすめします。まず、どこの求人データベースだとしても使いこなしていないのはもったいない。UIが理解しにくい、スムーズに使っていけないとなると、実務面で大きな損失です。その点、circusAGENTだと直感的で分かりやすいので戸惑わずに使える、使いこなせると思います。

あとはひとつのサービスで何役にも使えるのは便利です。うちは本来の求人データベースとしての使い方だけでなく、自社で保有している求人を掲載して集客もして、さらに自社採用の母集団形成にも使っています。そうやって使い倒すことで副次的に大きなリターンが期待できます。

他のデータベースを使っていても、単に検索として使っているだけで費用も変わらないなら絶対circusAGENTのほうが使い勝手がいいと思います。

編集後記

「可能性を広げ続ける」を理念に掲げ、全員未経験採用という独自の文化を持つ株式会社オンライズ。circusAGENTを導入し、求人数の拡充だけでなく、自社採用への積極活用や求人票の改善など、創意工夫をして多角的に活用されていました。

3期目にして30名体制・5億円という目標に向かって挑戦を続ける同社の今後の展開と、事業の発展によって関係していく求職者のよりよい未来に期待が高まります。