circusAGENT|人材紹介会社専用・求人データベース

求職者にとことん尽くすことで事業成長へ!業界未経験から短期間で開花したBloom AgentのcircusAGENT活用法

Bloom Agentのお二人
取材先企業
Bloom Agent 株式会社
社員規模/dt>
4人
事業内容
人材紹介業 不動産仲介業 広告代理事業
課題
人材紹介業未経験スタート/創業期スタートダッシュ/ノウハウ不足

人材紹介業をスタートした段階からずっと『circusAGENT(人材紹介会社向け求人データベース)』を導入・活用されているBloom Agent様。求人開拓をすべてcircusAGENTで補いつつ、求職者のサポートに全力で取り組んで、創業期の立ち上げを成功させています。

そんなBloom Agentの事業立ち上げまでの悩みから、創業期の工夫と戦略、価値観やcircusAGENTの活用法までをBloom Agentの代表鈴木様と久保田様に詳しく伺いました。

【営業担当者からのおすすめポイントとコメント】
求職者のためにこんなに楽しそうに仕事をしている様子が素晴らしい
まず、ここまで求職者のために時間と労力を使って支援している会社はそうそうないと思います。仕事が終わっても求職者のことを考え続けるようなメンバーで固めて、しかも楽しんでいるのがすごい。

私は、免許が取れるかどうか不安な鈴木さんを当初から見ていますが、鈴木さんはその状態から自分でこれだけ勉強して、うまくcircusAGENTを活用して人材紹介業を成功させています。定期的にCS小原さんから「Bloom Agentさんの売上が伸びている」とフィードバックをもらってまたうれしく思うくらい身近なエージェントさんです。

私とやり取りしていた頃から、人材紹介業経験者の言葉だからとアドバイスを素直に受け入れてくれていました。今でもCS小原さんの伴走のもと、会社成長のことを真剣に考えアドバイスを実践している様子です。これからも実直に求職者のために頑張るBloom Agentさんを見守りたいと思います。
(溜貝)

Bloom Agent様のcircusAGENT活用ポイント】

  • 求人をひたすらチェックし、求職者へ提案できるレベルまで情報収集
  • 細かく面談と面接対策で求職者と打ち合わせて情報提供
  • 定例MTGでのレポートとアドバイスでスピード成長
  • LINEのnote機能にcircusAGENTの求人情報を載せて求職者フォロー
  • 求職者の内定後もフォローできるように随時チェック

人材紹介業未経験からスタート、集客はリファラルメインで

久保田様(左)と鈴木様(右)

人材紹介会社を立ち上げるまでの不安や課題感についてうかがいたいです

鈴木さん:事業立ち上げまでの不安は、ほぼありませんでした。もともと大手の人材紹介会社さんと仲が良くて情報交換してもらっていて、ある程度の情報を得られていたのと、そもそも自分が強気な性格だったというのもあります。

事前のアドバイスとして、人材紹介会社はリファラルが強いから、そこに注力するのがよいと聞いていました。僕の強みとしては、友達から友達を紹介してもらうように、人脈を広げていく力があると思っていて、年齢としても転職適齢期というか、仕事の悩みを持っていたり転職を考え始めている人が周りに多くて、収益が立てられそうだと思えるくらいの十分な見込みがありました。

もともと個人事業として、SNSの運用代行やMETA広告運用をしていて、集客が重要なことを感じていたので、集客に自信を持てたというのは立ち上げ前の段階で大きかったと思います。

実際に会社を始めてみて、事業開始前に逆算した通りになっていました。いつまでにこれぐらい売上がたってどれくらい集客ができていればいいかなど、事前に計算して準備をしていたので。

人材紹介会社を立ち上げてから不安や悩みはどう変わりましたか?

鈴木さん:集客は一番悩みました。次にランニングコストが懸念で、創業時はゼロベースから、つまり求人がない状態です。一方でcircusAGENTみたいな求人データベースを契約して一気に求人件数を増やそうとしたら月額の利用料がかかってきます。集客と、求人数にもかかわるランニングコストはクリアするべき課題でした。

何から始めたかというと、僕の場合はリファラルでした。そもそも、当初はそれ以外の集客方法を知らなくて。何も分からない状態でただリファラルに注力しながら事業を始めて、最近IndeedやSNSを導入していきました。立ち上げ時期だと、まず一つに注力することを決めるのが大事かなと思います。

ランニングコストの課題解決に、何が一番決め手になったのか教えてください

鈴木さん:転職市場で勝ち筋が見えたからですね。自分が28歳だからというのもあります。なんで勝ち筋が見えたかというと、自分が28歳で、周りの人がみんな仕事に不安を持っていて、みんな僕のターゲット(ペルソナ)だと思えたからです。

僕は仕事に関しては使命感を持っていて、サウナに行って隣の人が「仕事しんどい」と話をしてたら話しかけにいくくらいです。

僕が転職の事業をしようと思ったきっかけが、SNSの運用代行をやっていた時にあります。インスタグラムでちょっとカッコいいことを呟いてると、コメントとか問い合わせがくるんですが、ほとんどが僕と同じ20代で、悩みが「お金」や「仕事」。

工場勤務の人、低収入の人、将来ビジネスをやりたいと質問する人、今仕事しんどい死にたいですという人、そんなコメントがほとんどでした。

それだけニーズがあると知ったから、この人たちを全部お客さんとして引っ張れる、ひいては転職で人生を変えられると思ったんです。

最初のうちは決定数が少ないとしても、毎月1件でも成約が出れば、最低限やっていけるだろうと思ったので不安はなくなりました。

UIがきれいだから求人を探しやすく支援しやすいcircusAGENT

求人データベースは競合サービスも多くある中で、circusAGENTを選んだ決め手を教えてください

鈴木さん:ポイントは2つで、ただ仲良くしてた人材紹介会社さんが使っていたことと、UIのきれいさです。求人一覧を見たいと思わないと作業をやりたいと思えなくなり、支援できないのでUIは重要です。

営業の時に印象的な言葉として、「6社はまず面接設定をするのがポイント」という話をよく覚えています。

それを聞いて、じゃあ10社設定すればもっといいんじゃないかと思ったんです。その話を聞けたことは僕の中でとても大きく、一つの指標になりました。

10社設定を初期から目指していたからこそ、立ち上げ期はなかなか書類通過が難しいという現実的な基準が見えたので、スピード感が変わってきてました。

たぶん知らなかったら、最初は10人求職者を集めて求人を2~3社だけ紹介する、というやり方になっていたと思うので、初期段階でスピード感を変えられたことは大きかったと思います。そういった知識面もcircusAGENTを利用すると決める理由につながったと思います。

求職者を引き上げる強い使命感と、転職支援への熱い情熱

強い使命感から紹介業をされているということですが、その背景は?

鈴木さん:仕事をする上ではとにかく使命感を一番大事にしています。まず会社名をBloom Agentという名前にしたのは、「可能性を開花」という意味を込めていて、僕たちは求職者が可能性を開花させるための仲介人であると考えています。求職者には、営業職や、インセンティブが高くて20代から稼げる仕事をよく提案しています。

僕自身が家賃1万2万みたいな団地で育ってきて母親1人で育ててもらって、でもコンプレックスがあって、仕事を頑張るしかないと思って。母の夢のマイホームを叶えたくて、最初は稼ぐために不動産の営業に入ったんですけど、さらに稼ぎたいと思って独立しました。

そこからも紆余曲折しながら、広告や営業代行やSNSをしていって、自分が今までなにを頑張ってきたんだろうとふと思った時に、仕事だなと思って。

僕は20代のうちに人生変えられると思っています。だから20代30代の人たちに向けて、この若くて一番輝ける時、一番死ぬほど稼げる時で、その時一生懸命仕事をしないでワークライフバランスを求めてどうするのって思うんです。

目の前の求職者に対しても、その思いを使命感を持って伝えます。例えばなんで事務職がいいのか、手取りは本当にその額でいいのかと聞く。でもそれは押し付けとせず、使命をもって本当にそれいいのかを聞いています。

他のエージェントの話を聞いてると、驚くほどいい加減なやり方をしているところがあります。効率を追求しているのだと思いますが、あえて僕は逆を行っていて、面談を細かくたくさん設定してます。面談時は、初期にcircusからもらった「初回面談のヒアリングシート」を使っています。うっかり重要な項目を聞き漏らすことがないのでありがたいです。

勝ち筋が見えてから戦略が定まるまで、どういう情報が助けになりましたか

鈴木さん:大手人材紹介会社さんから実際の面談動画を個人的に見せてもらったのがよかったと思います。全部見たわけではないですが、「こんな感じで面談はやるものだ」という型をつかめましたし、その後会社をやっていくうえでもその時に得た「型」が重要になりました。

あとは全部ネットで調べました。面談は段階があるだけで、やっていることはかつて経験した不動産営業の延長線上みたいで理解は早かったです。

ほかの苦労としては、書類を作るのが苦手なので、文章を作るときストレスを感じました。それでも、それもひたすらネットで調べて答えを探して、何回も自分で作っていきました。履歴書や職務経歴書も、求職者の作成支援をしていますが、求職者にボールを持たせると離脱してしまうおそれがあるので、できなさそうな部分はすべてこっちで巻き取るようにしています。それこそ自己PRとか、職務経歴書をどう書くかまで巻き取らないと、他社に移ったりするかもしれないんです。なので一番書類作成に悩んだかと思います。

circusAGENTの求人も4万もあるので、転職支援のためにどんな情報を集めてどう求職者に提供するかが課題でした。導入したばかりの時期は、1日のうち16時間、ひたすらcircusAGENTの画面を見ていました。

例えばひとりの求職者の希望条件で絞り込んで、隅から隅まで全部求人をチェックする。未経験の人だったら、それにあてはまる企業を20社ぐらい出して、それをライトハウスとかOpenworkの情報と見比べて、リアルな口コミ情報も収集します。そうすると、「この会社ってこんなところがあって、ホワイト企業で、残業時間20時間に5月から変わったんですよ」みたいな詳しい話を求職者に言えるようになります。

もうひたすらその繰り返しで、求職者から応募意思をもらったら書類を送って反応を見て、この条件でこの会社が通るか通らないか、通りやすいのかみたいなところを見て知識を積み上げていきました。

溜貝さん:リアルな口コミとかを独自に調査して収集したり、circusAGENTの画面を16時間も見るような人材紹介会社はなかなかいないと思います。circusAGENTを見るだけでもかなり広範囲な情報を得られて、むしろそれだけ見ているという会社がほとんどかなと。そこまで求職者のことを考えて、情報を集めて整理するって大変ですけどかなり他社との差別化になっているかと。

1日16時間もcircusAGENTの画面を見続けるのを苦痛と感じず行えた秘訣は

鈴木さん:まずUIがきれいなのが大きいと思います。ほかの求人データベースも確認しましたが、見づらくて。circusAGENTを見てたら、もう見れないくらいに違います。

営業の時も、「見やすくて使いやすい」って最初に言ってくれたのが印象的でした。もともとUIがいいとは聞いていたんですが、実際にUIがとても良くて便利に使っています。16時間見続けられるのは、UIが良いからではないかと。

なんで苦痛じゃないのかの話でいうと、条件をまず求職者から聞いて、その希望に合わせた企業を探すときに時間が一瞬で過ぎるんです。その人のことを考えながら求人を見てるときに、求人の内容を見て「これは求職者に合うんじゃないか」と考えながら見るその時間が楽しいからかと思います。

楽しいだけじゃなくて、圧倒的にインプットの質がいいんだと思います。ただ勉強する、1時間ただcircusAGENTを見るのではなく、求職者その人のためにと思って取り組む1時間って、求職者の顔がずっと浮かんでいるんですよね、頭の中に。その人のためにって思うから、画面見すぎて目の奥が痛くなっても、良い求人を紹介したいと思うんです。

久保田さん:シャワーとか浴びてる最中にもずっと考えてて、「そうだ」と閃いて、急いでシャワー浴びて忘れないうちにパソコンのところに行くこともありますね。

鈴木さん:シャワーにホワイトボード置こうと思ったことあります。

久保田さん:洗面所にジップロックの中に入れた携帯を触って、パッとメモしてまた入ることもよくあります。忘れないようにと思って。

求職者への向き合い方で自然に他社と差別化される

イメージしてた人材業と実際で違った部分について聞かせてください。

久保田さん:求職者はこんなぶれるんだ、と思いました。

最初に「こうなりたいです」って求職者が言っていても、面談を重ねて日が経っていくにつれて、「えっ今日この意見なんだ」と思うような意見が出ることがあり、そのぶれ具合が一番衝撃的でした。

その場はまずその変化を受け入れて、どういう心境の変化があったのかを詳しく聞いて擦り合わせていって、結局「あなたは何がしたいんですか、どこを目指してるんですか」というゴール部分から逆算してもう一回地に足をつける面談をしてます。

実質面談のやり直しになりますが、その立ち返りが大事だなと思っています。ただ、たぶん他のエージェントさんだとなかなかそこまではしない。

「またこの求職者の意見がぶれたからちょっと軌道修正してこっちの方に無理やり持っていこう」っていうエージェントが多くいる中で、もう1回その人の人生において本当は何が必要なんだろうか、どういう過程でその考えに至ったのかっていうところをまず一緒に考えるんです。そこから最善の選択肢を一緒に見つけて、引っ張っていくというやり方をしています。

鈴木さん:変わるときは、人が変わったかと思うぐらい変わります。中には病む人もいます。心を扱う仕事なんだというのはやってみて感じました。

面談への力の入れ具合について詳しく教えてください

鈴木さん:人としてつながることが大事と気づいてから、面談にはとにかく力を入れるようになりました。ひとりの求職者に対して、3日に1回ぐらいは必ず時間をとってやっています。

早く決まる人でも、最低10回は面談の時間を取りますね。初回面談が2回になる場合もあり、面談中に一緒に職務経歴書の文章を考えるので、書類作成だけで多分3~4回ぐらい回数をとることになります。

推薦文ももちろん作成しますが、パフォーマンスの意味も兼ねつつ求職者と一緒に作成します。今までどんなところを頑張ったかを1時間ほどかけて深堀りして洗い出し、それから面接対策を最低でも3回はします。

時間と回数をかけて面談をするのは、求職者を他に流さないグリップのためでもあります。

3回だけ面談やって、内定獲得まで一緒に走っていけるとしたら運がいいと思えますが、結局グリップできてないと求職者は他に飛んでしまうので、結局今のやり方が一番コスパがいいと思っています。

それでも最低10回ほどは面談をします。そのうち、二次面接・三次面接と続いていく方は、面接対策含め20回することもあります。平均だと17回はやっている状態です。

そこまでやるから、他社に行くはずないし、求職者は頼ってくれると会社では言っています。

こういうやり方をしていると、他のエージェントの愚痴を言われることもあります。そうしてBloom Agentに立ち戻ってくる求職者がいるのはありがたいことです。

求職者に丁寧に向き合うことはリファラルにもつながると思っていて、リファラルをくれる人には会いに行くんです。直接会って、さっき言ったような人材業をやるにあたっての思いや使命感を全部話します。

Bloom Agentは、リファラルをもらった時に「求職者から逃げない」ことをまず伝えます。他のエージェントと違って17回も面談や面接対策をしているから、そもそも転職成功しないわけがないと。

他社との差別化に関しては、会社設立に至るまでの動機もあるかと

鈴木さん:東京だけでも毎月100社くらい競合が増えてるんですよね。市場が伸びているからという理由で多くが参入していて、そこで勝っていくために何が必要かと言ったら、ただの求人紹介会社じゃなくて、僕らみたいな伴走型じゃないと勝ち目がないと思っていて、効率が悪くてもそこを徹底的にやると決めています。

僕の場合は運が良かったというか、個人事業やっているときに人材紹介が伸びてるとは全く知らなくて、人材紹介の業界に入ったらたまたま業界が伸びていたので、ラッキーでしたね。

大事なのはスピード感と面談設定の細やかさ

求職者1人当たり平均17回面談するということ以外に意識されていることはありますか?

鈴木さん:求職者さんがぶれる中でもグリップし続けるために、翌々日か翌々翌日にまた面談するようにしています。社内では「面談したら次の面談を3日以内にする」と伝えています。転職期間にやることは無限にあるので、面接対策も多ければ多いほどいいという考えです。

久保田さん:最短当日に次の面談をすることもあります。

鈴木さん:そうですね、面談したら「このあと空いてますか?」「今回うかがった条件に合う企業で、提案したいところがあります」「この後、今日の午後空いていますか? 1~2時間で提案する求人を集めてきます」というように。

遅いのは悪だと思っていて、企業とのやり取りでもスピード感を心掛けています。「1秒でも早くエントリー」と社内で言っていて、求職者の承諾を取った瞬間から応募してもいいと思っています。そのぐらいスピードを意識する。10秒送るのが早かったら、企業の人事担当者がcircusAGENTを見てその場で返事をもらえていたかもしれない。そこを逃すとどんどんロスが大きくなるので、スピードを大事にしています。それが求職者グリップにつながります。

企業さんからの回答が早いと、信頼できるエージェントだと求職者に思ってもらえる。だから返信が早い企業と遅い企業で分けて承諾をもらったりもしています。求職者に早く落ちたか受かったかの事実を伝えられるので、そのスピード感で求職者が転職のリズムに乗ってきます。

サポート担当との定例後、アドバイスをすぐに実行するバイタリティ

CS担当者との関係性はどうですか?

CS小原さん:Bloom Agentさんは、毎度ミーティングで色々お話しするのがすごく楽しいと思うエージェントさんです。会社の業績はもちろんかなり伸びて成長しているんですが、もっとこうしたら伸びるんじゃないかというお話しすると、まずそれを一回全て受け止めてくれるのがすごいうれしいんです。すぐに提案を試していただいて、結果として業績伸びるのでサポート側として非常にやりがいを感じます。

定例のミーティングでは、例えば歩留り(ぶどまり)について、求職者1人当たりに何件推薦していることが多いという話とかを最初のミーティングでしていますね。

鈴木さん:そうですね。一人ひとりのエージェントがあと1件追加で決めれば、これだけ伸びますよと提案いただいたり。

小原さん:それで、次のミーティングにはもう改善しているんですよね。

鈴木さん:アドバイスいただけるのは、僕はとても助かっています。資料で全体的な数値を見れるのはすごくいいですし、資料が単に送られるわけじゃなくて、言語化してKPIや目の前の課題に触れていただけるので、すぐ実行しやすいんです。資料はみんなに共有できるので活用もしやすいです。

アドバイスを聞いてすぐKPIを設定して実践するのは、苦手な方は苦手ですが抵抗感はありませんでしたか?

鈴木さん:まったくありませんでした。僕はわりと言われたら即やるタイプなので。circusで担当になってくださる方は経験が多いと思うので、ストレスは全然ないですね。紹介会社出身の方々が言っている言葉だというところはすごい大きいかなと思います。

僕の唯一の欠点は、自分が転職したことがないことだと思っています。気持ちの面で求職者さんのことをわかりきれないところが課題かと思うので、これからも教えてもらえると嬉しいです。

仕事への情熱と価値観の合うメンバーで少数精鋭の組織に

会社のメンバー同士の関係性もよさそうです

久保田さん:夜な夜な仕事の電話をしてますよね。

鈴木さん:関係性は本当にいいですよね。

久保田さん:「あの人どうなりました?」って求職者さんの話をしながら近況報告し合ったり、「だったらこういうふうにしたらいいんじゃないか?」とお互い話して行動に移すまでやっています。

鈴木さん:そこの基準値が一緒なのが関係性がうまくいっているポイントだと思います。

「これやったほうがいいですよ」と言ったとき、翌々日に実行に移す人とその日中に移す人はやっぱりいて、彼とはその基準値が最初から合っていたということですね。

一方で、それぞれのメンバーをみんな同じ基準値に合わせていくっていうのは僕は難しいなと思っています。まだ未熟なので。

組織の回し方で工夫や苦労されているポイントはありますか?

鈴木さん:個人事業の時とずいぶん違うところがあって、勉強しています。会社の基準値にそろえるのが難しいところです。自分と同じ熱量でやってくれる人をどうしても求めてしまう。社員のモチベーションの上げ方や基準値の合わせ方が大変です。

経営もマネジメントも教えてほしいくらいです。だから今は、僕がひたすら走っているところを見んてもらって、その成果を見てもらうしかありません。勉強しながらもっといい方法に変えていきたいと思います。

CS小原さん:1~2か月前から、メンバーの方が新しく入ってきて、どう教えていいのかわからないとか、同じ熱量をいかにメンバーに伝えるかが最近の課題という話を聞いていますね。

鈴木さん:組織の回し方でいうと、動画を取っています。僕の面談動画を全部取って、それを見てもらう。そこで「型」を見てもらって、あとはメンバーが実行するだけにしています。

人材紹介業はどうしても属人性が高くなるビジネスモデルで、属人化するとよくないとか、全部同じ規律でできた方がいいと言われていてそれは間違いないんですけど、一方で僕は属人的であるべきだと思うんです。

なぜかと言うと、エージェントは求職者にファンになってもらう必要があるし、人間として付き合っていくにあたっては、みんながロボットみたいに一緒だったらどこの転職エージェントでもよくなる。だからこそ属人的であったほうが僕はこの仕事は絶対いいと思ってます。方向性がちゃんと一緒だったら、フォローの仕方もそれぞれで違っていいはずです。

求職者ファーストな情報提示とフォローアップ

circusAGENTのおすすめ活用法について教えてください

久保田さん:求職者登録の一覧を活用しています。求職者が内定しても、あえてアーカイブしないで残しています。例えば「この人は内定してるからそろそろフォローしなきゃ」というようにスケジュール管理ができる。

アーカイブが残っていることによって、自分の中で定期的にサポートする対象として認識できるし、それだけの数、求職者をサポートしてきたという自分の実績・自信にもつながります。

一方で、求人票自体がとても活用できると思っています。求人票をを見ることによって、自分がどんどんその企業に対して理解も深まっていくし、一番いいのがその企業のホームページにワンクリックで飛べるところです。採用情報や企業理念をワンクリックで得られるってすごいことだなと思っています。

あそこの採用情報からどれだけ面接対策を用意したかというくらい活用しています。沿革から採用情報から全部毎回見ますね。そしてそれをしていると、だんだん自分が入社したくなります。

鈴木さん:あれも便利ですよね、「求職者に”そのまま”渡せる!業界・職種理解マニュアル」

久保田さん:そうですね、結構使ってます。職種について求職者に説明してから資料を送って、それを自分で見てもらう時間をとっています。面談した時のことは100%覚えていられないし、だんだん忘れてくるものなので、LINEのnoteに置いてあげていて、自分で見返せるようにしています。

実際その後の面談で「その後読みましたか?」と感想を聞くと、自分で業界研究をしてくれます。noteだとメッセージが流れないので便利です。

鈴木さん:僕らはnoteに必ず面接ごとの企業のURLと面接時間を貼っていて、それを社内でルール化しています。noteを見た時に面接日などの情報が全部見えます。これが便利なだけでなく求職者グリップに生きてます。求職者がnoteをパッと開いた時に、「そうだこの企業の面接練習しなきゃ」と思ってくれるような仕組みです。

求める人物像や聞かれる質問などもcircusAGENTに載っているので、それもnoteに載せています。企業のホームページにもいけるし、求人票も見れるし、聞かれる質問も見れるし、noteを見ればなんでもわかるようにしています。

久保田さん:noteに貼ると、talkに通知くるじゃないですか。それを面接当日にnoteをリプライして、「本日面接ですね」と送ると、noteを見返しやすくなる、求人票にまたすぐ飛べるんです。

サポートの質を落とさずに対応人数を増やす、会社成長への課題

今後会社はどのように発展していく予定ですか?

鈴木さん:今4人でやっていて、直近でもう少し増やしたいですね。今年中には5名ぐらいで結構固めたいですね。一人ひとりの数字をぐっと上げた、戦闘力の高い集団を目指していきたいと思っています。

よく紹介事業だけでやっていくのは無理じゃないかと言われるんですけど、3年以内に売上10億円まで行きたいです。必ず達成したい。そうすると、集客はやっぱり今よりしないといけません。

CAひとりあたりで求職者をどれだけの数抱えていますか?

鈴木さん:今は15~16人くらいですね。求職者をいかに増やすかが多分これからの課題です。

7億10億の売上規模に今後なった時に、もっと求職者も増えてきます。その数に対応しつつ今のような質をいかにキープするかがこれからの課題だと思っています。最低30人はみたいですね。

1日10~12アポとると、もうご飯は食べる時間はなくなります。でも今の時期、それくらいは必要なんじゃないかと思います。

久保田さん:別に苦でもないですし。削減しちゃいけないところは削減しないで、効率的にスピードを崩さずやりたいです。

鈴木さん:今は数を多くやってからこそ質になる時期だと思っているので、必要なフェーズだと思っています。

インタビューを終えて

今回、Bloom Agentの鈴木さんの熱い思いと使命感、そして圧倒的な業務量にただただ圧倒されました。代表の丁寧な求職者対応を見て、社内でも熱い思いに突き動かされながら仕事をしている人たちの姿が想像できます。

立ち上げ時期から戦略的に「求人開拓をしないで求人データベースを使う」と決めて、熱い思いをそのまま求職者の対応にあてているのも印象的でした。

10回でも20回でも、求職者の人生を考え抜いて面談・面接対策をするのは簡単にまねできることではなく、求職者のために動くことで結果的にうまく「差別化」戦略で機能しているのがわかります。

CS担当者との率直な話し合いや、その後の改善のためのアクションも見逃せません。当たり前のことを当たり前にやるというベースを保ちつつ、群を抜く仕事への熱い思いが今後も成長を加速させる燃料になっていくのだと思います。

Bloom Agent様が創業期からの勢いをそのままに、ますます精鋭メンバーを増やして躍進を続けていかれることと思います。

立ち上げ時期のリソース配分と戦略を考えている人材紹介会社の方には、ぜひBloom Agent様のように求人データベースを使うことを選択肢に入れてみていただきたいです。