circusAGENT|人材紹介会社専用・求人データベース

導入後の決定件数1.5倍増を実現!
コミュニティ運営から100億円企業を目指す株式会社グローバルプランニングのcircusAGENT活用術

取材先企業
株式会社グローバルプランニング
代表取締役 金賢守 様
取締役 有賀靖高 様
CA統括GM 大場エリカ 様
社員規模
80人(人材紹介事業:社員30人、業務委託50人)
事業内容
人材紹介事業、フリーランスマッチング、コミュニティ運営
課題
求人数不足の解消

「再選択」を理念に掲げ、求職者一人ひとりのキャリアを真剣に考える株式会社グローバルプランニング様。もともとSEだった代表がコミュニティ運営事業から始めた同社は、2022年から人材紹介事業に本格参入し、現在80名体制で人材紹介事業を展開し、将来の100億円企業への成長を目指しています。

毎月100名もの求職者の方がリファラルで集まる独自の強力な集客力を持つ一方で、正社員転職事業への本格参入時には求人数不足という課題に直面。circusAGENTの導入により決定件数を1.5倍に伸ばした同社の成長戦略と活用ノウハウを、代表の金様、取締役の有賀様、CA統括GMの大場様に詳しく伺いました。

株式会社グローバルプランニングのcircusAGENT活用ポイント
UI/UXの使いやすさ:チャット形式の分かりやすいUIで、毎日使うツールとして直感的に操作
豊富な求人数:他社データベースと比較して案件数の多さがデイリーユースの決定打に
業務管理の一元化:シェアリング求人も含めて全て求人をcircusAGENT内で管理
決定件数1.5倍の成果:導入により明確な売上向上を実現
書類選考免除機能の活用:通過率向上に大きく貢献
CSサポート:定例の打ち合わせで、細かに希望を聞いてサポートしてもらえる

エンジニアのコミュニティ運営から人材紹介事業へ発展

もともとはSE同期とのコミュニティ運営からスタート

――まず、御社の事業概要について教えてください。

金様: 弊社は人材紹介事業だけの会社ではなく、大きく3つの事業を展開しています。1つ目がコミュニティ事業、2つ目がフリーランス支援事業、3つ目が人材紹介事業です。

元々は、私と取締役の有賀も同じ会社のNECで働いていたSE同期です。エンジニアだけではなくて、もっと広く様々な人との交流を大事にしたい、学んでいけるような場を作っていきたいと、勉強会や交流会を企画するコミュニティ運営を小さく始めたのがきっかけでした。

それから転職支援を始める前に、ITフリーランス支援事業を始めました。もともとSEだったのもあって、ITフリーランス支援をメインでスタートしましたが、様々な方とお会いして話を聞き、キャリアの相談に乗っていく中で、フリーランスだけじゃない、もっとトータルな支援ができたらと思うようになりました。そこで正社員転職の方に本格的に参入した形です。

免許取得は2018年、その後2022年から事業として本格始動しています。

――現在、人材紹介事業に携わられている方は何名ですか?

金様: 現在で80人くらいですね。人材紹介事業で80人。これは全員フルコミットで、業務委託も入っています。内訳でいくと、社員30人、あとの50人は業務委託です。

「再選択」を軸にした独自の価値提供。立ち止まって考えるきっかけを提供する

――御社が掲げている「再選択」という理念について詳しく教えてください。

有賀様: 私たちは「再選択」というキーワードを大事にしています。仕事で忙しく様々な出来事がある中、立ち止まって将来を考え、自分の人生やキャリアについて改めて考えて、よし、この道だ、この次の道だって「再選択」するのが大事で、その機会を提供し続けています。

今も求職者の方とお話しする時も、再選択の機会を提供するというのがモットーにあるので、結果、転職せず今の会社のまま仕事をする選択肢も良いと思っているんですよ。

金様: 「再選択」は単に新たな選択という意味ではなく、過去にやってきた選択を肯定し、それを踏まえてこの道でよかったと思えるよう再選択することだと思っています。一度立ち止まって、毎年とか定期的に自分のキャリアや人生を考えるきっかけを提供していきたい。

弊社ではそうやって求職者の方との関わりを大事にしていこうというのが共通の思いです。結果として、一度サポートした求職者の方からもう一度相談したいというお声がかかったり、ご紹介いただけたりと、完全にリファラル集客になっているところです。

この再選択という価値観から、フリーランスも正社員も両方提案していきたいというところで立ち上げてきた事業です。

毎月100人がリファラルで集まる仕組みと集まる人の特徴

――現在の集客方法について教えてください。

大場様: もともとコミュニティ運営などをしていたところから、最初はコミュニティの中の方々の転職支援をするようになったんですけど、そこからリファラルで求職者の方をご紹介いただけるようになって。

今はもう集客のほぼ100%と言っていいぐらい、リファラルでの求職者の方をご紹介いただいていています。だいたい毎月100人前後がリファラルです。

また、SNS集客は将来的には興味があって、そのあたりも事業計画の中には一部入れていますが、今のフェーズではリファラルの方々に丁寧に対応し、まずそこに注力するべきかなと思っています。

――集客されている求職者の方の属性や職種・年収層などの特徴を教えてください。

大場様: 今で言うと、職種は営業、エンジニア、あとはバックオフィス系の方々が多く、年齢も20代から30代の方がほとんどです。ただ、集客範囲で縛りを設けているわけでなく、そういう方々がつながってくることが多い状況です。今は第二新卒の方も増えてきています。

収入帯で言うと、だいたいミドルレンジの方が多いですね。

リファラル集客を支えるコミュニティ運営と規模感

――リファラル集客を安定的に獲得するのは難易度が高いと思いますが、維持するためのポイントは何でしょうか?

大場様: 単純接触の機会、交流会などで直接お顔を合わせる機会が多いことだと思います。紹介していただいた方々がどう転職したかも紹介元の方々にお伝えしているので、喜んでいただいているというのが伝わりやすいことにもあると考えています。

オフラインでの接触が圧倒的に多いのも特徴です。例えば、20代向け、30代向けと職種を区切らない交流会もありますし、エンジニアの方々が集まるエンジニア向け交流会も開催しています。エンジニア同士がつながって、エンジニア同士で会話することで広がりが見えたり、会社の先輩・上司には相談できないことも相談し合えたりする場作りを様々な形でやっています。

――交流会1回あたりの参加者はどのくらいの規模なんでしょうか?

大場様: エンジニアの交流会だと100人規模、小規模なものでも大体60人くらいですね。エンジニアの規模が大きい理由は、例えばフリーランスのエンジニアの方は、業務上は組織の中にいますが自分個人で仕事してるって意識が強いので、コミュニティを求めてらっしゃるんです。相談できる人や、情報、つながりを求められています。

求人データベース導入の背景と導入後の成果・使い勝手

人材紹介事業への本格参入時の課題:求人数不足をどう解消したか

――circusAGENTの導入経緯について教えてください。

金様: circusAGENTの導入については、当時の役員が決定しました。もともと人材業界やフリーランス分野の知見があり、求人データベースにも詳しい方です。

当時(2023年3月ごろ)の状況として、人材紹介事業を立ち上げて数年経ち、もっとスケールさせていきたいという課題がありました。自社ですべて求人開拓をするには限界があり、効率的に求人数を増やす手段として求人データベースの導入を検討しました。複数社検討しまして、最初他社の求人データベースを入れていて、その後circusAGENTを入れました。

他社データベースとの比較した際の経緯と2社並行導入の決め手

――実際に複数のデータベースを使われて、どのような違いがありましたか?

有賀様: 実は最初、circusAGENTのベータ版を一度ご提案いただいて使った時は、「今はいいかな」ということで他の求人データベースを選んだんです。その後にまた同業他社様からcircusAGENTいいよということを聞いて、もう一度デモで使わせていただきました。その時にはcircusAGENTの求人数も多くなってきていたので、「両方使おう」ということで、それ以来circusAGENTも含め複数データベースを使っています。

大場様: circusAGENTを使ってからの感想は、「使いやすい」です。UI/UXの使い勝手だけでなく、候補者様のお気に入りにあらかじめ求人を入れておいて、応募承諾を得たらすぐエントリーできるところと、シェアリング求人の掲載ができるところ、その掲載企業さんとうまく連携できない時に、すぐにCS担当者に相談できる点も良いです。

フロントの見え方がチャット形式になっているので分かりやすくて楽なんです。難しいことを考えずに、チャット形式でできるというのがシンプルでありがたいと思います。

まず見に行く求人データベースとして活躍。決定件数1.5倍の成長を実現

――circusAGENTの導入効果について定量的な変化はありましたか?

大場様: circusAGENTを導入させていただいてから、決定件数が1.5倍ぐらいになっているはずです。

純粋に件数を見たときに、circusAGENTの方が徐々に決定件数が多くなっていって、最終的に件数が逆転しています。

――現在、複数のデータベースの使い分けはどのようにされていますか?

大場様:いまは大部分がcircusAGENT経由の決定になっています。使いやすさが一番大きいですね。案件数が豊富なのと、自社で獲得したRA求人も(シェアリング求人として)circusAGENTにだけ載せているので、まず最初に検索しようというのがcircusAGENTになっています。

まずcircusAGENTを見に行って、「この求職者の方に合う求人が見つけそうにないな」という時に他のデータベースにも探しに行くという感じです。

――案件管理・求人管理はどのようにされていますか?

有賀様: 弊社でいうと、circusAGENTの中にシェアリング求人として公開しないものも含め、求人をすべて登録して管理するのが現状のやり方です。ATSを自社内で作り始めてもいるので、ゆくゆくは連携ができたらいいなと思っています。

大場様: 最近求人企業ごとに書類選考免除の機能(OSUMITSUKI機能)ができて、認定をいただくことも多くあるので、そこに集中してご紹介させていただいたりもしています。

「再選択」を軸にした決定数1.5倍を支える丁寧な求職者対応

――御社のCA業務で一番大事にされていることを教えてください。

大場様: 私自身、人との出会いがきっかけで自分の人生やキャリアを真剣に考えようと思った経験があります。ただ単に転職前提でいるのではなく、自分の人生を考えた上で、「こうやって動きましょう」ときっかけをもらったのが良い体験でした。

自分の将来をどう生きたいか、ご本人がしっかり考え「再選択」していく機会を提供できるよう意識しています。

そんななかで「転職しない方がいいですよ」ってアドバイスをすることもあるほど、その方にとって何か力になれたらいいなという価値観を社内では大事にしているんです。

――1CAあたり、毎月何人ほどの初回面談を実施されていますか?

大場様: 立ち上げ期なので結構多く、毎月20人ほど面談をしています。ただしメンバーによっていろんな業務形態があるので対応人数は様々で、ばらつきもあります。

なお正社員転職のCAメンバーは10人弱で、あとはサポート業務としてアシスタントとか、バックオフィスでの業務サポート、RAなどで働いています。

希望状況に合わせた面接対策と入社後でも行うサポート体制

――面接対策についてはどのようにされていますか?

大場様: 絶対1回はやるようにしていて、ご本人の希望があったら企業ごとでも対策します。あとはポイントをちゃんとお伝えして、例えばこういう観点で面接に臨むことを大事にしてくださいとフォローしたり、ちゃんと自分でやりたいことを言ったほうがいいと伝えています。礼儀の部分や、クロージングで行きたい気持ちを伝えること、転職活動で大事なことや次の面接で活かせる部分などもお伝えしています。

――求職者の方が内定承諾して入社した後のアフターフォロー体制で工夫はありますか?

大場様:コミュニティでつながっている人には、オフラインでの交流機会などを大事にしているので、定期的に連絡するようにしています。

ただ、統一した体制はないため、今後固めていこうと思っています。特に入社後のヒアリングや、アンケート送付などは仕組み化したいと思っている所です。

将来は100億円企業・年間1万人支援に至るまで成長を目指す

――今後の事業展開と目標についてお聞かせください。

金様: みんなで100億円企業にしようと言っています。それだけ多くの方の再選択に関われる規模の事業をしていきたい。100億円売上を実現するとどうなるかというと、シンプルに単純計算すると、年間1万人の方々の再選択の機会に携われたってことだと思ってます。

私たちの会社のグローバルプランニングという名前も、グローバルに考えてプランして行動していく、大きな規模で考えて目の前の仕事をやっていこうと考えているので、100億円という規模での影響をいろんな方に与えていけるような仕事を今からしていこうということを常に社内で話します。

その再選択をきっかけに、働くこと自体が面白いとか、そういう喜びにあふれる世界になったらいいね、とよくみんなで話して盛り上がっています。今後もどんどん人を増やし、拡大していきたいです。

編集後記

コミュニティ運営から始まり、「再選択」という独自の理念を軸にした株式会社グローバルプランニング様。リファラル集客100%という驚異的な集客力を持ちながらも、求人数不足という課題をcircusAGENTをはじめとした求人データベースの導入によって解決し、決定件数1.5倍の成長を実現しています。

成功要因は、まず集客力にあることは間違いありませんが、それだけでなく長期的な関係性を重視した求職者対応、求人データベースの無理のない活用、そして明確なビジョンに一丸として向かっているカルチャーにあるのでしょう。100億円企業、年間1万人の再選択支援という大きな目標に向かって着実に歩みを進める同社の今後の展開に注目です。