アライアンス求人で新たなキャッシュポイントを創出。売上昨対比1,200%を達成
- 取材先企業
- 株式会社free mova
- 業種
- 人材紹介事業、人材派遣事業、求人広告代理店事業
- 従業員数
- 180人ほど
- 課題
- 組織拡大に伴う事業の仕組み化、事業立ち上げ期のリソース不足
『circusAGENT』を導入した企業の活用事例をインタビュー形式にてご紹介。今回取材したのは、「アライアンス求人機能※」を活用し売上を伸ばした株式会社free mova。2021年7月、プレイヤー3名でスタートし現在は16名まで組織を拡大した。circusAGENTを通した売上は昨対比1,200%と著しい成長を見せる。同社の人材紹介事業部・事業部長の本田さんとリクルーティングアドバイザーの山田さんにお話を伺った。
アライアンス求人機能:保有する求人案件を、他社エージェントにプラットフォーム内で共有することで、他社決定が発生した際に一定のマージンを得ることができる。人材紹介事業における新たなキャッシュポイントの創出が可能。
この記事のポイント
- Circus AGENT のアライアンス求人機能を活用し他社人材エージェントに求人をシェア。人材紹介事業におけるキャッシュポイントを増やす。
- アライアンス求人機能を活用し売上昨対比1,200%を実現。
- アライアンス求人機能によって顧客採用支援のソリューションの幅が増え、求人開拓における商談の成約率が大幅に向上。
2021年7月、プレイヤー3名からスタートし、1年で16名まで組織拡大
まず、free mova様の人材紹介事業部について教えてください。
本田さん:弊社は20代未経験の方を中心に転職支援をしています。企業理念である『枠にとらわれない人生を』という考えのもと、業界には特化せず様々な業種の求人を紹介しています。
サービスの品質をあげるために片面(キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーが分かれており、それぞれが求職者対応、企業対応を行っていること)で業務を行っています。
人材紹介事業部の目標はどういったものでしょうか。
本田さん:今期の売上目標は2億ほどです。弊社はもともと人材派遣事業が基幹事業であり、人材紹介事業部はまだ新しい組織です。そのため事業としての仕組み化が重要な課題でした。
私は2021年の7月に入社し、2か月後の9月から事業部長を任されました。当時CA/RA合わせて3名という小さな規模からスタートしました。
2022年12月現在はCAが8名、RAが5名、集客担当が3名という規模まで成長することができました。
RA個人の目標をはどのようなものでしょうか?
山田さん:少し変わった目標かもしれませんが、circusAGENTのアライアンス求人機能を使って単月140万円の売上を出す、ということを定量目標としています。
求人を開拓をしてアライアンス求人として、他社エージェント様にシェアすることによって、決定時のフィーを一部得られるという仕組みでして、月に約10名の他社決定を目指しています。
アライアンス求人機能に出会い導入を決める。顧客の採用支援のソリューション幅の拡大に
circusAGENTを導入する前の事業の課題や導入背景を教えてください。
本田さん:まず、そもそも立ち上げ期で自社で契約している求人がほぼ0だったので、人材紹介事業を行う上で、当然ながら求人数を増やしていく必要がありました。
また求人開拓だけなく、RAとしていかにしてクライアント企業様の採用成功を最大化をするか、という課題がありました。「案件をもらったものの紹介ができない」ということを避けたかったのです。
いわゆる一般的な人材紹介は、自社保有求人に自社で集客した求職者様を紹介するのみだと思います。しかし、それでは求職者の母数も限られ、せっかく求人を預けていただいたのに、採用に困っているクライアント企業様にご紹介できないという事象が多く発生してしまいます。
本来、人材紹介事業は、クライアント企業様の採用成功を目的とした手段であると考えています。目的達成のためには、自社からの紹介だけでない、もっと柔軟に価値提供する方法を模索しておりました。その中で出会ったcircusAGENTのアライアンス求人機能はまさにこの考え方を体現する方法でした。
求人を自社だけではなく他社エージェント様へシェアすることによって、クライアント企業様の採用によりコミットできると考え導入を決めました。
新たなキャッシュポイントの創出。アライアンス求人での売上昨対比1,200%。
活用事例や導入効果について教えてください。
山田さん:商談時のトーク内容が変わりました。circusAGENTを使用しているからこそ、「母集団形成はできる」前提で話を進めることが可能になりました。採用にコミットする姿勢が伝わり、顧客からの信頼獲得にもつながっていると実感しています。
本田さん:その他導入の効果としては、新しいキャッシュポイントをつくれていることです。
例えばある月では、人材紹介事業部全体で単月1,700万ほどの売上がありました。その内、1,000万ほど(45名の入社決定)がcircusAGENT経由での売上です。circusAGENTを昨年導入してから徐々に徐々に売上を伸ばしていき、いまでは月間1,000万以上の売上を作るまでに成長しました。
この1,000万は、circusAGENTを使っていなかったら「無かった」売上ということですよね。
本田さん:そうです。circusAGENTを使ってなかったら「無い」売上ですね。昨対比1,200%です。
その他には、アライアンス求人機能を活用することで選考の実数を増やすことができました。結果クライアント企業様との接触機会も増え、顧客ニーズがよりクリアになりました。採用フローの見直し提案や書類選考代行など、企業支援の幅も広がり良いサイクルが生まれています。
自由度の高い操作性と事業成長に寄り添うカスタマーサクセス
RAとして利用してみて、操作性はいかがでしたか?
山田さん:総じて「使いやすい」です。他社エージェント様に向け、面接対策ポイントや求職者への押しポイント、過去内定者の情報など詳細まで記載することができ、自由度が高いと感じています。私だけではなくRAのメンバー全員がcircusAGENTを使っておりますが、全員サクサクと使いこなせています。
導入後のフォローはいかがでしたか?
山田さん:カスタマーサクセスの方々と定例でMTGを行っていますが、機能のことから人材紹介事業について、日々の業務についてなどほぼ何でも相談できています。
例えば、新人RAに向けて「RAとは何か、どうあるべきか」というような相談にものってくれています。ほぼ研修ですよね。
抽象的な話だけではなく、売上をあげるために「内定率をどうやってあげるか」「求人の情報はどのような文面にすれば伝わりやすいか」など具体的な相談にもアドバイスをくれ、社内全員が日々頼りにしています。
インタビューを終えて
アライアンス提携を結び求人をシェアするやり方は従来からあったものの、人材エージェント同士が個々にアライアンス契約を結ぶやり方が一般的だった。プラットフォームとして利便性を一気に高めたcircusAGENTのアライアンス求人機能。本田さんがおっしゃっていたように、魅力的な求人への応募機会ロスをなくしていくことは関わる人全員にとって利があり、人材業界全体にとって大切なことだ。
もっとこの機能を多くの人材事業者様に使ってもらえるよう、今後も尽力していきたい。