取材先企業：株式会社リセ
業種：クラウド型AI契約書レビュー支援ツールの提供（SaaS）
従業員数：140名（2024年11月時点、業務委託、派遣社員を含む）
課題：リソースを抑えながらの母集団形成
採用ポジション：コーポレート、ビジネス、エンジニア等
採用成果：導入後2か月で入社決定

日米の弁護士資格を持つ藤田美樹氏が設立。「争いのない 『滑らかな』企業活動の実現」をミッションに掲げ、法務業務の効率化サービスを提供。主力の「LeCHECK（リチェック）」は、各分野の専門弁護士が監修した和文・英文の契約書AIレビュー支援ツールで、契約書の確認・作成に関する業務の負担を軽減しながら質の向上が可能なサービスの提供をしている。他に、翻訳機能サービス「LeTRANSLATE（リトランスレイト）」、契約書の自動管理サービス「LeFILING（リファイリング）」の2つのプロダクトも展開。「LeCHECK」は、2024年10月時点で導入企業3,000社以上にのぼり、直近1年で社員数が倍増している成長企業。

成長期の人材確保に向けて、新たな採用手法が求められていた

弊社は今年で6期目となります。昨年、事業成長に伴って大幅な人員増強を行っていくこととなり、人事部が発足しました。RPO数名にサポートしていただきながら体制を整え、現在本格的な中途採用活動を始動して1年が経過したタイミングです。

今期は、年間採用目標に基づき、媒体ごとのエントリー目標としてスカウトとエージェントそれぞれに対して同数の母集団形成を目標とする計画を立てました。

ところが、スカウトで思ったように人が集まらなかったため、急遽エージェント経由での目標値を上げて補う必要が出てきたんです。弊社の採用ではエージェント経由の方が内定承諾率も高いという実績もありました。ただ、その時点ですでに大手エージェントとも特化型のエージェントとも一定数契約済みで、弊社の求人に合ったエージェントは網羅している状態だと考えていました。直接の新規契約先が出尽くした状況で、母集団形成が出来る新しい手法を検討する必要に駆られていました。

※人事部発足の昨年より中途採用に携わる、採用担当の吹出様

導入後3日で即推薦が！スピード感と手応えを実感

このタイミングでRPOの担当者にお勧めいただき、circusAGENTの導入を決定しました。初期費用は一切かからず固定費を抑えられるし、1,400社を超えるエージェントから紹介をいただける一方で、契約はcircusに一本化出来る点が、リソースが限られている中でも母集団形成を必要としている弊社のニーズに合致しました。

1,400社もあればどこかしらご縁のあるエージェントに出会えるだろうとは思ってはいたんですが、なんと求人公開後、2、3日で早速1名ご紹介いただけたんです。さらに2か月もしないうちに1名の方の入社が決定しました。このスピード感はいい意味で予想外でしたし、非常に手ごたえを感じました。導入時点では、応募はあっても月に数件程度だと思っていたんですが、期待以上の推薦がいただけてうれしい悲鳴状態でした。

テンプレート機能で工数削減｜circusAGENTで業務効率が向上

実際にcircusAGENTを使ってみて、機能面が非常に充実しており、工数削減に繋がるよう考えられているなと感じます。

例えば、エージェントに送るメッセージのテンプレート機能。先にテンプレートを整えておけば、ボタン一つでやりとりでき、作業の短縮につながります。弊社では複数のポジションの採用をおこなっていますが、ポジションによってテンプレートを変えて大量に保存しておけるので、微妙なアレンジの手間すらなくなってオペレーションの工数がかなり削減されました。

また、契約書だけでなく請求も一本化できる点はとても魅力です。今後さらにcircusAGENT経由の内定承諾が増えていったら、エージェント毎に経理業務を行わなくていい点はかなりの工数削減になると思っています。

このような細かな業務工数が削減されていくことによって、「内定承諾を得るための交渉」のような確度の高いフェーズにリソースを割くことができるようになるのは非常にありがたいですね。

※参考イメージ　メッセージテンプレートの作成例

採用の好循環を生み出す「エージェント向け情報」

circusAGENTは、カスタマーサポートの対応も素晴らしいです。特に、レスポンスの早さや、こちらの抱えている採用課題を解決するための施策の提案力の高さが、人事部立ち上げから間もないベンチャー企業に合っていると感じましたし、良い対応をしていただけることでこちらの志気も高まりましたね。

circusAGENTの求人情報には、一般的な求職者向け情報欄のほかに、エージェントだけが目にすることができる項目群があります。カスタマーサポートのアドバイスで「書類選考のポイント(具体的な通過理由)」の欄を充実させた際、こちらの意図にマッチした方の推薦が増えました。その上、書類通過率が上がった結果、エージェントから「書類選考が通りやすい求人」として見つけていただける機会が増えて、エントリーの総数も増えたんです。

このようにcircusAGENTは、母集団形成に結びつくいいサイクルを生み出す仕組みが整っていると感じていて。エージェント側からすると、通常は求人ごとにいろいろな媒体を見にいかなきゃいけないので、正確にインプットするのって難しいと思うんですよ。circusAGENTであれば、プラットフォーム上で同じフォーマットのもとで情報を比較検討できます。比較がしやすいことで、求人票の情報を充実させて採用に繋がっている企業の「採用力」が伝わりやすく、ちゃんといい求人に推薦が集まるようになっているんじゃないでしょうか。

エージェント向けの情報欄を設けている採用媒体は他にもありますが、あっても1項目程度。対して、circusAGENTでは、「書類選考のポイント」「面接のポイント」「内定の可能性が高い人」「人事担当からエージェントへの伝達事項」など、記載できる項目は多岐にわたっています。これらの項目への記載内容を検討することで、「どういった情報をエージェントに伝えるべきなのか」という具体的なポイントが明確になり、必要な情報を改めて整理するきっかけにもなりました。最初の準備こそ必要ですが、求人票だけで情報を網羅し、メッセージ機能と合わせることで不足なくコミュニケーションを完結出来てしまうツールだと思います。

成長企業のマインドにマッチした人材と出会える

今までの採用活動で出会った方々とは全く異なる方にエントリーいただけている点にも、circusAGENTの可能性を感じています。circusAGENT経由での応募者は、いわゆるベンチャーマインドを持った上昇志向の方が多いというのがこれまでの印象です。弊社では、特にビジネスポジションの方は向上心を持った方がマッチすると考えているので、このような方にエントリーしていただけるのはとてもうれしいことです。

このような求職者の傾向の違いって、エージェントのレイヤーによるところがあるのではないかと予想しているんです。circusAGENTに登録しているエージェントは、専門性の高い特化型のエージェントが多いと伺っています。大手エージェントのように大量の求職者を抱え込んでいるわけではありませんが、その分選考の段階でひとりひとりの求職者と向き合って、弊社の良さも伝えてくれている印象を受けました。人材紹介プラットフォームという最新のツールで効率化を実現してくれつつ、エージェントと求職者の間では丁寧に人と人とが向き合っている。非常に素晴らしいことだなと思います。

求職者だけでなくこういったエージェント自体も、circusAGENTを導入していなかったら開拓することができなかった企業です。今後は、弊社の良さを理解して積極的に推薦してくださっているエージェントとは関係構築をし、お付き合いを深めていけたらと考えております。

circusAGENTを活用してさらなる企業成長へ

採用活動を本格的に始動させて1年以上経ち、おかげさまで社員数は昨年比で2倍まで増員することができました。

私自身、リセは本当にいい会社だと思っているんですよ。法務AIというニーズはありながらもニッチな領域ではありますが、弊社のことを知ってもらえればおのずとエントリーも増えていくだろうと考えております。そのためには認知向上がカギになります。

今後も、会社の成長に伴って採用活動は積極的に行っていきます。そのために、circusAGENTも今まで以上に活用していきたいと考えております。